過去の同窓会俳句コーナー(〜2025年)

法文学部同窓会では、同窓会報にて同窓生への俳句募集企画を開始しました。俳句を通じて、みかんの白い花のような気持ちを、思い
出してもらえるように、がんばります(^o^)。毎年の同窓会報(9月発送予定)にて募集告知をさせていただいています。

第4回俳句コーナー(テーマ詠「卒業論文」)2025年結果発表NEW!

第4回俳句コーナー(テーマ詠「卒業論文」)の結果発表

同窓会報28号で募集した俳句の結果を一足早くお知らせします。
講評の詳細は同29号(9月発行予定)に掲載いたしますので、お楽しみに。

■入選五句

秋の夜タイプ打つ手に飯一粒(ひとつぶ) さーきっと
筆止まり思考の海に沈む月 コバルト色の蒲公英
寒室の机に冷えるフロッピー 松山北岩
図書館の主になりけり夜半の秋 大平 昇
詩作もし詩論書き継ぐ冬銀河 いまじん

 

■■優秀三句

小豆買う新札躊躇なく出して 桜桃
茶とペンとコタツで読んだ『夜と霧』 石井 鞆美
院を出て四半世紀かマスカット こもれび

 

■■■特選一句

 

卒論のテーマは滝や春の空 永尾 真一

 

選者紹介

家藤正人氏

1986年1月20日生まれ。愛媛県出身。 愛媛大学卒業後、本格的に俳句に携わる。夏井いつきの句会ライブにてアシスタント経験をつむ。自身も講師として、愛媛新聞カルチャー「働く人と学生のための俳句」などのクラスを持つ。老人養護施設や児童館などへの出張俳句教室を行う他、学生を対象とした単独句会ライブも行っている。 2016年より南海放送ラジオ「夏井いつきの一句一遊」にてアシスタント、2019年より南海放送ラジオ「家藤正人『一句一遊』虎の巻」ではパーソナリティを務める。2023年4月よりNHK俳句出演。そのほか、松山市公式俳句投稿サイト「俳句ポスト365」初心者欄選者。香川県宇多津町「平成相聞歌」企画参加および選者。国際交流基金インドニューデリー日本文化センター 「南アジアオンライン俳句コンテスト」選者。

 

第3回俳句コーナー(テーマ詠「サークル活動」)2024年結果発表

第3回俳句コーナー(テーマ詠「サークル活動」)の結果発表

同窓会報27号で募集した俳句の結果を一足早くお知らせします。
講評の詳細は同28号(10月発行予定)に掲載いたしますので、お楽しみに。

■入選六句

夏草や隠れ家めきし文化部室 あきなえ
オーナーと小鳥たくさんあいさつし 安田浩子
部室前鞭声粛粛息白し 西川 恵三
きっかけはほんの偶然春の友 ひめか
秋の夜五秒で決めるペンネーム 桜桃
渾身のサーブを包む大西日 美々

 

■■優秀三句

棒読みの犯人月光が刺さる 西行
ガリ刷りの詩集は売れず春の星 街角詩人
初桜部費も部室も手に入れて 山田将大

 

■■■特選一句

夜学の灯宥めつ洗ふ馬の足 川本太圓

 

第2回俳句コーナー(兼題「学食」)2023年結果発表

第2回俳句コーナー(テーマ詠「学食」)の結果発表!!
同窓会報26号で募集した俳句の結果を一足早くお知らせします。
詳細な講評は同27号(9月発行予定)に掲載いたしますので、お楽しみに。

■入選七句

誰かいる 西日の中の 隅の椅子 赤星 勝
麦飯の消化のよさや秋学食 求菩提 三六
銀杏散る一日百円なる食堂 川本 太圓
新米をかき込む哲学科の教授 小田寺登女
学部越え話題飛び交ふ夜長かな 山田将大
桜咲くバケツプリンにあこがれて 坂東 暁子
スニーカーは踵削て芝桜 中小企業組合士

 

■■優秀三句

巡り来る春や学食伊予訛り 三村 進
友を待ち友を探さば小鳥来る 兎角
シシリアンライスと出会ふ立夏かな 小川朱棕

 

■■■特選一句

ハンドルもサドルも濡れて天の川 桜桃

 

第1回俳句コーナー(兼題「文」)2022年結果発表

同窓会報25号で募集した俳句の結果です。詳細な講評は同窓会報26号に掲載しておりますので、ご覧ください。

同窓会報26号へ

■入選六句

冬の朝 しばし待たれよ コーヒーメーカー 虚無民
春めいて 旅先探す 世界地図 洋の介
候ふの 崩し文もん字じや 初講座 門屋一夫
銀杏散る文理学部の木の校舎 貫太郎
文鳥の小さき墓やそぞろ寒 兎角
後の月せめて二語文言えまいか 小田寺登女

 

■■優秀三句

休講やボールを飛ばす秋の空 玉井周平
丸文字のレシピセロリは好きかしら 踏野正東風
春や祖父へ 消印は鉄砲町 原武